第三段階

時を選ぶ:では、いつ動くのがよいのか

前の二つで、その瞬間の配置と、それが追い風か向かい風かが出ました。第三段階こそ、これが本来使われてきた目的です。結果を予測するためではなく、時刻を選ぶためのものです。

答えられるのはどんな問いか

✗「この契約、結んだら儲かりますか」
✓「この契約、今週結ぶか来週にするか、どちらがよいですか」

違いはこうです。前者は先の結果を尋ねていて、それはどんな方法も保証できません。後者は二つの時機のうちどちらの条件が良いかを尋ねていて、それはまさにこの方法が扱うために作られたものです。

時間が二時間ごとに区切られる理由

昔の暦は一日を十二の区切りに分け、一つが二時間です。盤はその区切りとともに変わります。同じ区切りの中では動かず、次に入ると全体が組み直されます。

ですから良い時間帯は一点ではなく、ひとつの幅になります。表示はたとえば「今日 23:00–01:00」のようになります。

⚠️ この幅は真太陽時で計算されているので、手元のスマートフォンの時計とは必ずしも一致しません。いる場所によって、数分から一時間ほどずれることがあります。→ 場所によって時間帯が変わる理由は「盤を立てる」へ

良い時間帯はどう選ばれるのか

これから先の各区切りについて盤を立て、それぞれをあなたの問いに当てて読み、あなたとその事柄の相性がいちばん良いものを選び出します。

平たく言えば、同じ問いを時刻を変えて何度も計算し、見比べているだけです。手で行えば非常に時間がかかるので、歴史上これを使えた人はごく限られていました。「帝王の学」と呼ばれた現実的な理由の一つがこれです。神秘ではなく、手間です。

時刻とあわせて方角(どちらへ向かうとよいか)も出るのが普通です。盤はもともと九つの区画で、それぞれが方角に対応しているからです。

できないことの線引き——ここが何より大事です

では結局これは何なのか

神通力でも異能でもありません。昔の人がその時の条件、土地の有利不利、人の要素を計算できる規則に整理して、ごく実際的な問いに答えようとしたものです。この件は、いつ動くのが有利か。

つまるところ「時に応じて動く」ということです。今がどんな局面かをよく見て、足場の確かな時刻を選ぶ。その先は、やはりあなたがやることです。

仕組みは分かった。でも自分で盤を立てるのは面倒、という方へ

この三つの手順は、もともと決まった規則の集まりです。千年前は人が頭の中で計算し、師から弟子へ伝えていました。計算はコンピューターに、読み解きは AI に任せます。あなたは迷っていることを書くだけです。

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奇門遁甲は中国に伝わる、時を選ぶための考え方です。このページは知識の紹介であり、医療・法律・金銭に関する助言ではありません。結果がこうなると告げるものでもありません。