第二段階

読む:その配置はこの件に対して追い風か向かい風か

第一段階で出た九つの区画の図は、誰にとっても同じものです。第二段階からが、あなたの問いに向き合う段階です。その図をあなたが尋ねた事柄に当てていきます。

まず「どれがあなたで、どれがその事柄か」を決める

盤のどの区画にも記号が入っています。最初にすることは、その中からあなたを表すものと、尋ねた事柄を表すものを選び出すことです。これを「用神を取る」と言います。用神とは、要するに「この問いはどの記号を見るのか」ということです。

ここには決まった約束があり、好きに選べるわけではありません。

ですから同じ一枚の盤でも、仕事の問いと人間関係の問いでは見る区画が違います。一枚の盤がいくつもの問いに答えられて、しかも答えどうしがぶつからないのはこのためです。

次に、その二つの記号がどういう関係かを見る

二つを決めたうえでの本当の判断は、互いに力を与え合っているのか、削り合っているのかです。

これが「相生・相克」です。言葉に身構える必要はありません。意味はごく直截です。

相生一方がもう一方に力を与えている。あなたが与える=手間や持ち出しがかかる。与えられる=こちらが得るものがある。
相克一方がもう一方を抑えている。あなたが抑える=この件は自分で舵を取れる。抑えられる=引きずられる側になる。
比和力が釣り合っていて、どちらも借りがない。にらみ合いか、すんなり進むかのどちらかになりやすい。

さらに、二つの記号がどの区画に落ちているか、隣に何があるか、塞がれていないか。これらを合わせて、この件についての判断になります。今これを押すのは流れに乗ることか、逆らうことか。

特に見ておく状態がいくつかある

同じ盤を読んでも人によって言うことが違う理由

第一段階は計算で、第二段階は判断だからです。

盤を立てる方には正解が一つしかありません。しかし「この問いはどの記号を見るのか」「どちらの関係を重く見るのか」には選択が入ります。どちらも分かっている二人が同じ盤を見て、一人は先に危うさを、もう一人は先に時機を語ることがあります。どちらかが間違っているのではなく、重みの置き方が違うのです。

一つの「正解」を渡されるより、三通りの読みを受け取るほうが誠実なのはそのためです。

これが答えられないこと

この段階が告げるのは今の局面があなたに有利か不利かであって、結果がどうなるかではありません。問いが具体的なほど語れることが増えます。「自分の人生は良いものになるか」は、別の道具が扱う問いです。

仕組みは分かった。でも自分で盤を立てるのは面倒、という方へ

この三つの手順は、もともと決まった規則の集まりです。千年前は人が頭の中で計算し、師から弟子へ伝えていました。計算はコンピューターに、読み解きは AI に任せます。あなたは迷っていることを書くだけです。

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奇門遁甲は中国に伝わる、時を選ぶための考え方です。このページは知識の紹介であり、医療・法律・金銭に関する助言ではありません。結果がこうなると告げるものでもありません。